THE VOLVO LIFE JOURNAL

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INTERVIEW WITH YUKIYA ARASHIRO

サイクルロードレーサー新城選手「クルマと自転車」

VOLVO Special Interview

February 26, 2015

【インタビュー】サイクルロードレーサー新城選手
「クルマと自転車」

日本人で初めてツール・ド・フランスの表彰台に立つなど、世界的に活躍する新城幸也選手に、ボルボ車について、そしてレーサーとしての生活、クルマと自転車の共存について、語っていただきました。

カラダが資本の選手にとって、
ボルボの疲れないシートは魅力

―まずは、ボルボとの関係について教えてください。

ボルボとの関係は、2010年にヨーロッパで所属していたチームのチームカーがVolvo V70だったところから始まります。非常に気に入ってしまったので、全日本選手権のために帰国した際にも、ぜひ同じクルマでレースに行きたいとお願いして、貸していただいたのが、ボルボ・カー・ジャパンさんとの関係のスタートです。

―ボルボ車のお好きな点を教えてください。

まずはなんといってもシートです。疲れない。僕もいろいろな車に乗っていますが、他の車に乗ったあとにボルボに乗ると、やはりコレだな、としっくりきます。僕たちはカラダが資本なので“疲れないシート”というのは非常に魅力的です。

―他にもサイクルロードレーサーだからこそ気に入っていらっしゃる点はありますか。

当然、自転車が積めるということは重要なのですが、ボルボの場合はそれだけではなく、バイシクルホルダーも使い勝手が良くて気に入っています。日本にいるときは自転車を上に積んで高速で広島まで運転したりもしました。他のバイシクルホルダーを使ったことはないのですが、鍵もかかるし、安定していて、まったく不安がないです。

―一番お好きなボルボ車はどのモデルですか。

いま乗っているV40 CROSS COUNTRYは特にスムースな加速や、クロスカントリーならではの荒れた道の走破性が気に入っています。V60も、バイシクルホルダーを使わなくても自転車を車内に入れておけるので、好きなモデルです。都内で乗るならV40 CROSS COUNTRY、運転や居住性を考えるとV60がいい、という感じでしょうか。でも、共通しているのはボルボ車が好き、ということです。安全機能が充実していて、「守られている」という感じがします。別に、無茶な運転をするわけではないですけれども…。(笑)

レーサーは1日100~200km走れて当たり前。

―現在のサイクルロードレーサーとしての生活について、教えてください。

現在は、パリから西に400kmほど離れたナントという街で生活しています。フランスに移ってから11年、ナントに住んで6年になります。日本と違って、土日や夜間に開いている店が少ないなど不便もありますが、慣れると暮らしやすいです。練習は基本的には自宅のそばで行いますが、レース期間は練習がなく、実践がメインです。ナントにいるときは、ほぼ毎週レースがあります。2014年は1月から10月まで3-4日に1回の頻度で、合計90レースを走りました。

―普段の練習ではどのくらい走るものなのでしょうか。

シーズン前の合宿には、毎年タイに行くのですが、合宿では、3日間毎日200km走って1日休み、また3日間200km走る、というような生活を1ヶ月間、繰り返します。自転車で100、200km走るのはたいしたことないですね。自転車で200kmなら6時間ぐらいで走ってしまいます。レースは基本的には200kmで、オリンピックや世界選手権になると、260~270km走るため、僕らにとっては、200kmくらいは走れて当たり前の距離なのです。

クルマを運転しているときは自転車の行動を予測し、
自転車に乗っているときはクルマを風避けにします(笑)

―クルマと自転車、それぞれに乗っているときに気をつけていることはありますか。

僕は運転もしますし、自転車にも乗りますので、ドライバーとサイクリストの両方の気持ちがわかります。だから自転車がそばを走っていてもイヤにはなりません。ある程度、動きが予測できるからです。例えば、クルマが赤信号で急に止まると、後ろの自転車が慌てるので、軽く1回ブレーキを踏んでから止まるようにしています。いつもレース中にチームカーの中を縫って走らなければならないので、自転車の行動予測は慣れているのです。

逆に、自転車に乗っているときも、クルマがイヤではありません。車の後ろを走っていると、風がこないので楽なんですよね。大きい道だと一定して50km/hくらいでクルマは流れてくれるので、先行するクルマについていきます。ドライバーはイヤだと思いますけど(笑)。

―日本とフランスでは、クルマと自転車の関係に違いを感じますか。

サイクリストのマナーや、乗り方がうまいのは総じてヨーロッパだと感じています。日本のサイクリストは、まだ慣れていないと感じる時があります。自分の思い通りに自転車を動かせていない人が多い、という感覚です。それはおそらく信号があったり、クルマが来たり、とバタバタしているところからくるストレスによるものだと思います。マナーとは別問題なのですが、スムースな動きになっていないな、と。一方フランスでは、交差点は信号がないロータリー(ランナバウト)であり、中に入っている方が優先です。でも僕が自転車でロータリーに進入しようとすると、本来は優先される、中にいるクルマの方が止まってくれることもあり、そのくらい自転車に注意してくれるドライバーが多いです。つまり、サイクリストとドライバーの共存関係ですね。

―クルマと自転車に共通点はありますか。

僕が一番共通点を感じるのは、ブレーキングですね。クルマや自転車をスムースに動かす能力というか。自転車は、漕いでは足を止め、漕いでは足を止め、という漕ぎ方をすると、非常に体力を使います。クルマもアクセルとブレーキを頻繁に繰り返すと燃費が悪くなりますよね。うまく車間距離をとって、無駄にアクセルを踏んだりしない、というような感覚は一緒だと思います。そういう意味では、流れを読んだり、周囲に気を配ったり、無駄のない走りをしたり、というようなボルボの機能は、サイクルロードレースで常に僕が心がけていることと通じる部分が非常に多いと思います。僕がボルボに惹かれる理由も、そんなところにあるのかもしれません。

―最後に今後の目標を教えてください。

今の目標は東京五輪です。そのためには、(東京五輪が開かれる)2020年まで、継続的に結果を出していきたいと思います。これが続けられれば、東京五輪のメダルも見えてくると信じています。

―ありがとうございました。

新城幸也(あらしろ ゆきや) 1984年9月22日 沖縄県石垣市生まれ。2003年渡仏。生活の拠点をフランスに移し、レースに参戦し始める。2007年、全日本選手権を制し22歳で日本チャンピオンとなる。2009年にはフランス伝統の名門チームブイグテレコム(現チームヨーロッパカー)と契約。2011年にはアジア選手権優勝。2012年のツール・ド・フランス第4ステージで敢闘賞、日本人初の表彰台へ。同年ロンドンオリンピック出場。これまでジロ・デ・イタリア2回、ツール・ド・フランス5回と7度のグランツール完走を果たし、世界選手権9位やアムステルゴールドレース10位など日本、そしてアジアの自転車競技史を次々と塗り替えている。現在フランスでもっとも有名な日本人の一人。

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