THE VOLVO LIFE JOURNAL

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VOLVO's EVENT ツインリンクもてぎで開催、WTCC日本ラウンド

November 17, 2017

2017年10月29日(日)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の日本ラウンドが、栃木県のツインリンクもてぎにて開催されました。FIA(国際自動車連盟)が定める4つの世界選手権のひとつであるこの大会は、「喧嘩レース」の異名を持ち、その迫力から日本でも人気を集めています。昨年に引き続き、ボルボのパフォーマンスパートナーであるポールスターの公式モータースポーツパートナー、ポールスター・シアン・レーシングチームを応援するVIPイベントを開催。VIPチケットを購入されたボルボ・オーナー様は、モータージャーナリストの高橋二朗氏とともにモータースポーツを存分に楽しむ時間を過ごしました。

2週連続の台風に翻弄されたWTCC日本ラウンド

2日間の開催予定だった本大会は、台風21号の影響で前ラウンド開催地である中国から、全チームの機材が届かないトラブルに見舞われ、1日のみの開催となるハプニング。ただ、本来であれば予選が開催される予定であった28日(土)には、VIPラウンジにポールスター・シアン・レーシングチームの全選手とチームディレクターが来訪し、日本ラウンドへの意気込みを語るサプライズも。トップ選手との握手やサイン、写真撮影など、ホスピタリティ溢れる彼らのファンサービスに喜びの声が聞かれました。

本戦当日は台風22号の直撃を受け、激しい雨と風による悪天候の中での開催となりました。朝8時からのフリー走行、9時40分からの予選スタートに合わせて、VIPラウンジには朝早くからボルボ・オーナー様が集合。揃いのシアンレーシングブルーのラインが入ったポロシャツに着替え、軽食やドリンクとともに予選開始を待ちます。ボルボチームは残り3ラウンドでマニュファクチャラーズタイトルは暫定一位、ドライバーズタイトルはテッド・ビョーク選手が暫定一位とシーズンタイトル争いの先頭を走っており、日本ラウンドに対する期待も高まります。

チーム2選手が予選2位・3位と順調な立ち上がり

ボルボ・カー・ジャパン社長木村隆之によるウェルカムメッセージの後、高橋二朗氏の解説とともにいよいよ予選が始まります。WTCCは市販車の4ドアセダンをベースとしており、エンジンやタイヤも規定が厳しく、どこか1社が突出したマシンを作ることが難しいと言われています(ポールスター・シアン・レーシングのマシンはS60 Polestarがベース)。このため、ドライバーの技量が問われ、常に白熱した接戦となることが人気の秘密となっています。高橋二朗氏から2017シーズンのこれまでの戦歴や、各チームの特徴などの解説を受け、VIPラウンジのボルボ・オーナー様も応援に熱が入ります。予選はノックアウト方式で3回行われ、それぞれ12台、5台、3台、と出場マシンが絞られていきます。ポールスター・シアン・レーシングからは、カッツバーグ選手とジロラミ選手の2選手がそれぞれ予選2位・3位となり、午後のメインレースに向けて鮮やかなシアンレーシングブルーのマシンが好ポジションをキープしました。

これぞサーキット観戦の醍醐味。予選を走った直後のレーシングカーを間近で

予選終了後、午後のメインレースまでの時間はピットやマシンを目の前で見学するチャンス。バックヤードへと向かい、たった今予選を走り終えたばかりのマシンと対面しました。激しい雨が降る中ではありましたが、まだ車体から湯気が立ち上るほど熱気あふれるマシンを目の当たりにし、しきりに写真を撮るオーナー様も多くみられました。

一方、ピットの中では、予選で激走を見せたカッツバーグ選手のマシンをメンテナンス中。揃いのユニフォームを着たメカニックが、午後のレースに向け、タイヤを外して作業を行っていました。マシンの足回りに大量に使用されているカーボンファイバーまでくっきりと見える至近距離で、バックヤードのプロフェッショナルの仕事ぶりを見て、オーナー様も大興奮でした(残念ながらピット内は撮影禁止)。

サーキットを最大限楽しめるランチタイムイベント

マシンを堪能した後のランチタイムには、メインレースを控えるドライバーがVIPラウンジを訪問するドライバーミーティングや、FIA公認ドリフト初代総合優勝者らによるドリフトデモンストレーションなど、モータースポーツを愉しめるイベントが盛りだくさん。ドライバーミーティングでは、世界中のラウンドで熱戦を繰り広げるトップクラスのドライバーの話にオーナーの皆様も聞き入っていました。ラウンジの目の前のメインストレートで行われるドリフトデモンストレーションは、雨という悪天候も奏功(?)し、かなりの長距離を猛スピードでドリフト走行。普段はなかなか見る機会のないプロのテクニックや迫力に多いに盛り上がりました。

さらに強まる雨のなか、いよいよ本戦スタート!

午後になり、さらに雨が強まる中、いよいよオープニングレースが始まります。グリッドに並ぶマシンがうなり声をあげながらスタートの合図を待つ姿は圧巻です。
WTCCは、コーナーリングの際のマシン同士の激しい接触や、抜こうとするマシンと、抜かれまいとするマシンの激しい攻防などが大きな魅力のひとつ。タイムトライアルではなく、実際にすべてのマシンが一斉にスタートして競い合う本レースは、やはり迫力満点です。予選10位から降順でスタートするオープニングレースでは、予選6位のテッド・ビョーク選手は5番のグリッドからのスタート。合図とともにスタートダッシュを決め、ファーストコーナーで早々に前方のマシンを抜き去りました。その鮮やかなテクニックにボルボのVIPラウンジでは思わず「おぉ!」と歓声があがり、拍手喝采。その後もビョーク選手は2017年のシーズンタイトルを争うライバルチームのマシンに挟まれ、あわやコースアウトしそうになったり、逆に一瞬の隙をついてコーナーで抜き去ったり、一進一退の攻防を続けます。そのたびにVIPラウンジに起こる拍手と歓声、そしてため息。高橋二朗氏の解説にも力がこもり、ラウンジ内には自然と一体感が広がります。最終的にビョーク選手はスタートからひとつ順位を上げ、オープニングレースは4位でフィニッシュ。レース終了後は、度重なる接触やコーナーでの激しいぶつかりあいに、普段は紳士的なビョーク選手がライバルチームのレーサーに思わず詰め寄る場面も。メインレースさながらの迫力に、WTCCの持つ「喧嘩レース」の魅力をあらためて認識させられる展開となりました。

メインレース直前のグリッドウォーク

オープニングレースの興奮冷めやらぬ中、スタートポジションでメインレースへの各マシンのスタンバイを間近で見られるグリッドウォークへと向かいます。VIPラウンジのある棟から地下道でサーキットの下をくぐり、ピットの横に出ると、もうそこは先ほどまで熱戦が繰り広げられていたサーキットのすぐ隣。スタートラインのすぐそばで、各チームのピットから出たマシンがスタートポジションに着くのを待ちます。
マシンが各々のグリッドに停車すると、いよいよグリッドウォークがスタート。ボルボ・オーナーの皆様も、メインレースのスタートを待つポールスター・シアン・レーシングの各車に駆け寄ります。オープニングレースの終了から間もないマシンは、メインレースのスタート直前まで調整中。特にさきほどのレースで激しい攻防を見せたビョーク選手のマシン左前部は、接触の跡も痛々しく、シアンレーシングブルーのテープで応急処置を行っていました。(見学していたオーナー様からは「あのテープ欲しいなぁ…」というつぶやきも。)

悪天候ならではの貴重なレース観戦

グリッドウォークから急いでラウンジに戻り、すぐに始まるメインレースの観戦へ。この日最も雨が強まる中でのスタートとなりました。あまりの雨の激しさに、最初の3周はセーフティカーによる先導(ちなみにこのセーフティカーもポールスター)。3周でようやくセーフティカーがコースを抜け、4周目からやっと実質的なレースが開始されました(セーフティカーが先導中は、順位の変更不可というルール)。ビョーク選手はいきなり順位を1つ上げ、カッツバーグ選手とジロラミ選手もそれぞれ2位と3位の順位をキープしたまま、激しいレースを展開します。しかしながら、雨はさらに強まり、カーブでコースアウトするマシンが出るほどの悪天候。9周が終わったところで再度セーフティカーが投入され、結局そのままレースは終了となりました。ポールスター・シアン・レーシングは2位、3位、5位という結果。マニュファクチャラータイトルの暫定1位をキープしたまま、決着は残る2戦(マカオ、カタール)に持ち越されました。
悪天候のため通常とは異なる展開となりましたが、モータージャーナリストの高橋二朗氏の解説により、視界の悪い中でドライバーがどのようなポイントを気にしながら運転をしているのか、コース上で水たまりができやすいポイントやできにくいポイント、セーフティカー投入時のルール、悪天候下でのペナルティのルールなど、普段のレースでは知り得ないようなWTCCのトリビアを聞くことができ、オーナー様も大満足のWTCC観戦となりました。

おわりに

振り返れば、オープニングレース、メインレースとも、ライバル車との激しい攻防を見せ、「喧嘩レース」とよばれるWTCCの魅力を存分に発揮し、レースを盛り上げたのは、ポールスター・シアン・レーシングの青いマシンたちでした。なによりも、WTCCのマシンは市販車をベースとしており、ボルボ・オーナー様もご自身の車と共通点の多いマシンがコースを果敢に攻めている姿に感動を覚えたに違いありません。
普段は安全運転のオーナー様も、迫力の展開に手に汗握り、走る歓び、コーナーリングのダイナミックさ、接触も辞さないドライバー同士の攻防など、モータースポーツの持つ迫力に魅せられた一日でした。

高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

WTCC×VOLVO

ボルボのパフォーマンスパートナーであるポールスターの公式モータースポーツパートナー、ポールスター・シアン・レーシングチームが2016年から正式参加。

モータースポーツで培われた製品哲学を色濃く反映した、
ポールスターのコンプリートモデル

S60 Polestarの詳細はこちら

このコンプリートモデルは、真の安全性と信頼性を兼ね備えたボルボのプラットフォームをベースに、ドライビングの喜びを追求するドライバーのために創られました。このバランスとレスポンスに優れたマシンにひとたび乗り込めば、郊外のワインディングでも、混雑する高速道路でも、何も犠牲にすることなく、優れたコントロール性能と、快適な走りを楽しむことができます。

取材・文/伊関淑恵

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