THE VOLVO LIFE JOURNAL

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第1弾に、写真家の田附勝が登場 東北の写真とスウェーデン文化が交差する

December 18, 2017

青山通りからガラス越しに店内を覗く。写真奥は、巨大スクリーンに映る、田附勝「kuragari」をもとにした映像。スピーカーからは鹿の鳴き声や川のせせらぎが聞こえる

ボルボが東京・青山にオープンしたコンセプトストアでアートプロジェクトを継続的に行うことを発表した。同施設の概要と、第1回のアーティストを務めた写真家・田附勝による展示を紹介する。

商談スペースに展示された田附勝《KURAGARI》(2013)

スウェーデンの自動車メーカー・ボルボが、世界で2店目となる同社のコンセプトストア「ボルボ スタジオ 青山」を10月17日にオープンした。スウェーデンの自然をイメージした瀟洒(しょうしゃ)な空間で、青山通りに面したガラス張りの入口からカーテンのように緩やかに波打つ壁面と幅9メートルの巨大スクリーンが、道行く人の目を引く。ここではVRを活用した体験コーナーで最新のボルボブランドにふれられるほか、併設されているカフェでスウェーデンの喫茶文化「フィーカ」を楽しむことができる。夜間にはシャンパンが提供され、照明がオーロラをイメージしたものに切り替わる。

この「ボルボ スタジオ 青山」では「Quality of Time」をテーマにした様々なイベントが開催される。アコースティックライブとパフォーマンスの「8PM」、東浩紀企画によるトークショー「ゲンロンカフェ@ボルボスタジオ青山」といったシリーズ企画と並び、11月からスタートしたのが、小誌プロデュースによる「美術手帖×VOLVO ART PROJECT」だ。アーティストをスタジオに招き、年間を通じて様々な展示やイベントを行っていく。

第1弾では、写真集『東北』で第37回木村伊兵衛賞を受賞した写真家・田附勝の写真シリーズ「kuragari」を店内各所に展示。暗闇のなかから、じっとこちらを見つめる鹿たちの姿をとらえた写真は、木立のようなストアの内観にひっそりと溶け込んだ。また毎夕の定刻には巨大スクリーンを活用。人間の目の暗順応を想起させる映像では、夜空の星のような光の点(実は鹿の目)から、徐々に鹿の姿が浮かび上がってくる。
田附の作品展示期間中の11月11日には、スウェーデンの近現代文化を研究する教育社会学者の太田美幸を招いたトークイベントを開催。現代の北欧デザインの背景にあるスウェーデンの社会や経済と、日本の東北地方との類似や相違が語られた。本企画が、今後どのように美術の側面からボルボのブランドコンセプトにアプローチしていくか、限りない可能性の拡がりに心が弾んだ。

ボルボ スタジオ 青山
美術手帖×VOLVO ART PROJECT

10月にオープンしたボルボのコンセプトストアで、年間を通じてアーティストが展示やイベントを行うアートプロジェクト。初回の11月は、田附勝が「kuragari」シリーズをもとにした写真展示とサウンド・インスタレーションを展開。11日にはトークイベントを実施した。今後は、12月5日~17日に大和田俊、2018年3月11日~17日(予定)に荒木悠、4月3日~15日(予定)に大小島真木が、それぞれ展示を行う。

volvocars.jp/aoyama

松﨑未來=文 稲葉真=撮影

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