THE VOLVO
LIFE JOURNAL

ボルボと楽しむ北欧キャンプスタイル 2021/06/16

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スウェーデンのアウトドアライフとフィーカを学びに、ボルボV60 Cross Countryとフィールドへ。
焚き火で素朴なパンを焼き、時間をかけてコーヒーを淹れる。
昔も今も変わらない、シンプルなキャンプスタイル。
自然のなかで物を想い、人と語らう贅沢な時。



寒川 一さん

寒川 一さん

1963年、香川県生まれ。アウトドアライフアドバイザーとして、ラジオや雑誌等のメディアで活動。北欧ブランドの製品を多く扱うアンプラージュインターナショナルでアドバイザーを務め、北欧のアウトドアカルチャーにも詳しい。



スウェーデンにはフィーカ(FIKA)という習慣があると、寒川さんが教えてくれた。北欧の製品を扱う会社でアドバイザーも務める寒川さんは、彼の地の文化にも詳しい。
「フィーカは、日本でいうと3時のおやつですね。コーヒーを淹れて甘いものを食べる。フィーカの時間はほかのことは一切しない。メールを見ながらコーヒーを飲むなんてことはしません」
オンとオフを切り替えてメリハリをつけるということか。調べてみると、スウェーデンの生産効率が高いのはフィーカのおかげだという指摘もある。
話しながらも寒川さんは手を止めない。白樺の皮を細かくほぐして焚き火台の上に置くと、ナイフの背でファイヤースターターの火花を飛ばし、あっという間に火をつけた。



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バノックは小麦とバターを練って焼くシンプルなパン。レシピはボルボスタジオ青山HPで公開中!コーヒーを入れたククサは、白樺のコブをくり抜いてつくる北欧の伝統的なカップ。



スウェーデン式のコーヒーは焚き火でつくる。300年も前から変わらない方法で、別名「待つコーヒー」。
「向こうでは焚き火とそこで汲んだ湧き水でつくります。たしかに時間はかかるけど、逆にいえば、豊かな自然があるからこそ楽しめるものなんです」
丁寧に淹れた一杯は、作法こそワイルドだが意外や澄んだ味わい。小麦を練って焼いただけのバノックは素朴で、このコーヒーとよく合った。
スウェーデンのアウトドアライフは、趣味やレジャーではないという。もっと当たり前のもの。冬が厳しいからだろう、夏になると太陽の光を体にため込むかのように人々は外に出かける。
「シンプルで昔から変わらない。時代をかけて洗練されたスタイルです」
ボルボもそうですよねと言って、寒川さんは白いワゴンを振り返った。



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よどみない流れるような所作で火をおこし、コーヒーを淹れてパンを焼く。洗練された寒川さんのキャンプスタイル。



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寒川さん愛用の道具たち。❶槙塚鉄工所/フェトル 鉄(Fe)製のケトル。近日発売予定。❷スウェーデン・ダーラム社のグリルパン。スウェーデン鋼でつくった脚付きのグリル。これを焚き火の上に直接置くのがスウェーデンスタイル。こちらも近日発売予定。❸フェールラーベン/アビスコライト2 トンネル型のダブルウォールテント(2人用)。❹モーラナイフ/カンスボル スウェーデン鋼を使用したオールラウンドナイフ。❺SoH/UPI レザーグローブ 操作性を重視し、親指と人さし指の先端はあえて覆っていない。❻槙塚鉄工所/リアル ファイヤースタンド ジカビ Lサイズ 低く、直火に近い感覚で使える。外周にケトルなどを置くことができる。❼槙塚鉄工所/ブレス トゥ ファイヤー 火かき棒と火吹き棒の機能をひとつに。❽レンメルコーヒー/オリジナル450g エチオピア産のアラビカ豆をスウェーデンでロースト。焚き火コーヒーにぴったりの深炒り粗挽き。









・CAMP LIFE Spring&Summer Issue 2021 (山と溪谷社)
・写真=見城 了
・文=伊藤俊明