THE VOLVO
LIFE JOURNAL

「AHN MIKA’s VOLVO CROSSING LOUNGE」ゲスト:小曽根真さん 2021/09/01

ウィークデーから週末へとクロスしていく金曜日の夜。FIKAを楽しむラウンジへようこそ

VOLVO CROSSING LOUNGE

アン ミカさんがナビゲーターを務めるラジオ番組「VOLVO CROSSING LOUNGE」(81.3FM J-WAVE)。毎週金曜夜11時30分~お届けするVOLVO CROSSING LOUNGEでは、素敵なゲストとの会話を通じて、より豊かなウィークエンドを過ごしていただくためのヒントを探していきます。リラックスした週末を迎えるみなさまのお役に立てると嬉しいです。ウィークデイから週末へとクロスしていくひと時を、ゆったりとFIKAしながらお楽しみ下さい。
この番組では、ゲストとFIKAをしながらお届けしていきますが、このFIKAとは、スウェーデンで大切にされている文化で、コーヒーやお茶、焼き菓子を囲んでホッと一息つきながら同僚、家族、友人たちとコミュニケーションを楽しむ習慣をいいます。
この記事では、番組でお届けした内容の一部をご紹介します。



小曽根真さん

小曽根真さん(7月9日OA分)

1983年バークリー音大ジャズ作・編曲科を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」で全世界デビュー。以来、ソロ・ライブをはじめゲイリー・バートン、ブランフォード・マルサリス、パキート・デリベラなど世界的なトッププレイヤーとの共演や、自身のビッグ・バンド「No Name Horses」を率いてのツアーなど、ジャズの最前線で活躍。



2003年グラミー賞ノミネート。

2011年より国立音楽大学(演奏学科ジャズ専修)教授に就任し、2015年には「Jazz Festival at Conservatory 2015」を立ち上げるなど、次世代のジャズ演奏家の指導、育成にもあたる。

近年はクラシックにも本格的に取り組み、国内外の主要オーケストラと、バーンスタイン、モーツァルト、ラフマニノフ、プロコフィエフなどの協奏曲で共演を重ね、「比類のない演奏で、観客は魅了され大絶賛した」(北独ハノーファー新聞)など高い評価を得ている。

2010年、ショパン生誕200年を記念したアルバム「ロード・トゥ・ショパン」を発表し同名の全国ツアーを成功させ、 ポーランド政府より「ショパン・パスポート」を授与される。

2014年にはニューヨーク・フィルのソリストに抜擢され、韓国、日本、ニューヨーク公演で共演。以来、サンフランシスコ響、デトロイト響、ラビニア音楽祭(シカゴ響)に招かれるなど、米国でも躍進を続けている。

2016年には、チック・コリアとの日本で初の全国デュオ・ツアーを成功させ、2017年にはゲイリー・バートンの引退記念となる日本ツアーを催行。また、秋には10年ぶりに小曽根真THE TRIOを再結成し、最新アルバム「ディメンションズ」をリリース。また、11月には再びニューヨーク・フィルに招かれ、‘バーンスタイン生誕100年祭’の定期演奏会に出演。アラン・ギルバートの指揮のもと、「不安の時代」とガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」を3日連続で熱演し、リンカーン・センターの満場の聴衆から大喝采を得た。このライブ録音は、2018年3月、ユニバーサル・ミュージックより「ビヨンド・ボーダーズ」と題して、小曽根真の初のクラシックアルバムとして、CDリリースを果たした。

2019年には小曽根真 featuring No Name Horses 15周年記念アルバム「Until We Vanish」をリリース。2020年春には、コロナ禍の緊急事態宣言中、53日間に及ぶ自宅からの配信活動「Welcome to Our Living Room」も話題となった。2021年3 月には還暦を迎え、「OZONE60」と題したプロジェクトを、全国都道府県に向けて展開している。映画音楽など、作曲にも意欲的に取り組み、多彩な才能でジャンルを超え、幅広く活躍を続けている。平成30年度紫綬褒章受章。

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Makoto Ozone



一人で演奏するということは素っ裸にされているようで怖い



アンミカ
J-WAVEではお馴染みの小曽根さんですが、今年3月に還暦を迎えたということで、おめでとうございます!
小曽根
ありがとうございます。
アンミカ
まず、60歳記念のソロピアノアルバム『OZONE60』についてお聞きしたいと思います。完全ソロピアノ作品としては13年ぶりのアルバムということですが、どんなアルバムになっているのでしょうか?
小曽根
そもそもピアノって他の楽器と違って、一人でも演奏が出来る楽器なんです。
アンミカ
確かに。
小曽根
ドラムとかトランペットなどバントに入らないと、楽器一つでコンサートをするのが困難な楽器に比べて、そういう意味では良いことなんですが、一人で演奏するということは素っ裸にされているようで怖いですね。
アンミカ
そうなんですね。
小曽根
なので、「さあ、ソロアルバム作ろう」っていうのは、相当気合を入れないと、ピアニストとしても弾くのが難しい。クラシックだと、ピアノソロの作品がいっぱい残っていますが、ジャズの場合は自分で作曲もして、即興で弾いたりもするので、さらにすべて引っ剥がされるような感じですね(笑)。
アンミカ
あはははは! 丸裸感がありますね。
小曽根
だからなかなか出来なかったんですけど、60歳のこのアルバムは素っ裸でいこうってことで、2枚組でクラシックとジャズの両サイドから今、僕がやりたい音楽をみなさんに聴いて頂こうと思って録音しました。


プロジェクト「From OZONE till Dawn」に込めた想い



アンミカ
そんな小曽根さんの最新プロジェクト「From OZONE till Dawn」についても教えて頂きたいのですが、こちらの名前「OZONE」は、“オゾネ”じゃなくて“オゾン”なんですね。
小曽根
はい。昔、タランティーノの『フロム・ダスク・ティル・ドーン』という映画があって、訳すと「日没から夜明けまで」っていう意味で、これがジャズクラブにぴったりな時間帯なんですね。
アンミカ
確かにそうですね。ムードのある時間帯というか。
小曽根
「ダスク」ではなく「オゾン」としたのは、現在、世界的にオゾン層が荒廃して地球が悲鳴をあげる状態になってきています。皆さんも既によくご存じのことですが、オゾン層というのはとても大切です。この先、地球がまた昔の環境を取り戻すことができたら、そこには荒廃した世界ではなくて美しい新しい世界が生まれていて欲しいという祈りを込めて、僕の相棒の神野三鈴がこのプロジェクト名を命名してくれました。
アンミカ
わぁ~! 素敵ですね。
小曽根
そこで「オゾン」を「オゾネ」と引っ掛けて、小曽根ファミリーから世界に羽ばたく若い音楽家を、あるいは僕が出会って“こんな人を紹介したい!”と思う素晴らしい才能の持ち主をみなさんに紹介したい。僕ももう60歳ですから、あと何年ピアノが自分の思う通りに弾けるかわからないので。我々アーティストは聴衆のみなさんの歓声や評価によって磨かれますから、やっぱり20代、30代のこれからの音楽を作って行く素晴らしい才能たちに、そういうチャンスを一回でも経験してもらいたいというのが、僕ら先輩ミュージシャンたちの一番大切なことなんじゃないかなと思ってこのプロジェクトを立ち上げました。


ここで番組では、最新ソロピアノアルバム『OZONE60』から『Gotta Be Happy』をオンエアしました。



大事にしてきたことは、“音を使っての人との会話”



アンミカ
現在進行形のプロジェクト『From OZONE till Dawn』ですが、このプロジェクトに関わるアーティストはどのように発見されていったんですか?
小曽根
実は、僕は国立音大のジャズ科で教えてきて、今は僕の元教え子が多いですが、もっと色んな所で活躍している若い音楽家たちと出会いたいと常に思っています。僕がすごく大事にしたいことは、“音楽という言語を使っての人との会話”なんです。
アンミカ
はい。
小曽根
例えば僕の元教え子たちが国立を卒業した後に、もっと本場でジャズを勉強したいと、アメリカのバークリー音大とかニューヨークの大学にもう一回入り直して勉強して、じゃあいよいよデビュー出来るかな、となった時にコロナになってしまって。
アンミカ
はい。
小曽根
アメリカはロックダウンも早くて、あっちで身動き取れなくなり、その結果一度日本に帰ってきて、振り出しに戻るみたいな感じなってしまっています。みんな路頭に迷ってしまっている状態でした。もちろん日本にいる若い才能たちも演奏する場所がどんどんなくなって、あるいはクラブはやっていても演奏できない状態だったり、という状況が続いています。そんな環境の中、プロデビューしてやっている僕らでさえコンサートする場所がないのにこの子たちをどうしたらいいんだろうって相棒と二人で考えました。
アンミカ
そうですね。
小曽根
そしたら、ちょうど去年からインターネットのスピードも上がり、YouTubeも含めてですけど、いろんなところで配信できるようになって。
アンミカ
身近になりましたよね。
小曽根
はい。なので、まずそこでみなさんに知って頂こうと思い、そこからアイディアが出てプロジェクトを立ち上げました。ただ配信はデジタルなので、残念ながらデジタルだけでは人間の感性に響くだけの音玉は届けられないって僕は信じています。そしてそれが聞いてくださる皆さんの足を再びライブハウスやコンサートホールに向けていただけるキッカケになれば最高です。
アンミカ
やっぱり会って音玉を感じたいと思いますよね。
小曽根
そうですね。そういう機会がこれからまたどんどん増えていくことを願っています。


新譜情報

CHICK COREA & MAKOTO OZONE「RESONANCE」 2021年8月25日リリース

https://www.universal-music.co.jp/chick-corea/products/uccj-3042/


コンサート情報

https://www.hirasaoffice06.com/artists/view/187






MIKA'S CATCH UP



親子で楽しめる『桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑』を紹介

これから始まる週末をより豊かに楽しむための情報をお届けするコーナー。今回は、図鑑『桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑』を紹介しました。

■遊びと学びを共有することができる一冊

桃太郎電鉄内に登場する全国各地の特産物や伝統工芸品など、写真付きで解説したカラフルな図鑑『桃太郎電鉄でわかる都道府県大図鑑』が宝島社より発売されました。都道府県の名前や特徴などをこれから覚えていこうとしている小学生にも最適ですし、大人でも知らないような情報もたくさん掲載されていますので、親子で楽しく、遊びと学びを共有することができる一冊になっています。監修は、フジテレビの『ネプリーグ』に出演されている日本一有名な地理講師、東進ハイスクールの村瀬哲史先生です。

次回もMIKA'S CATCH UPでは、ファッションだけではなく、グルメ、小物、アプリやサービスなど週末をより充実させるための小ネタを紹介します。






毎週金曜日の夜は、週末をゆったりホッと一息するために、ぜひ、アンミカのVOLVO CROSSING LOUNGEを聴いてフィーカして下さい。次回もお楽しみに!







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