THE VOLVO
LIFE JOURNAL

「AHN MIKA’s VOLVO CROSSING LOUNGE」ゲスト:cobaさん 2021/12/01

ウィークデーから週末へとクロスしていく金曜日の夜。FIKAを楽しむラウンジへようこそ

VOLVO CROSSING LOUNGE

アン ミカさんがナビゲーターを務めるラジオ番組「VOLVO CROSSING LOUNGE」(81.3FM J-WAVE)。毎週金曜夜11時30分~お届けするVOLVO CROSSING LOUNGEでは、素敵なゲストとの会話を通じて、より豊かなウィークエンドを過ごしていただくためのヒントを探していきます。リラックスした週末を迎えるみなさまのお役に立てると嬉しいです。ウィークデイから週末へとクロスしていくひと時を、ゆったりとFIKAしながらお楽しみ下さい。
この番組では、ゲストとFIKAをしながらお届けしていきますが、このFIKAとは、スウェーデンで大切にされている文化で、コーヒーやお茶、焼き菓子を囲んでホッと一息つきながら同僚、家族、友人たちとコミュニケーションを楽しむ習慣をいいます。
この記事では、番組でお届けした内容の一部をご紹介します。



cobaさん

cobaさん(10月23日OA分)

10歳でアコーディオンを始め、18歳でイタリアに単身留学。アラッシオ国際アコーディオン・コンクール第1位受賞(1979年)、C.M.A世界アコーディオン・コンクールで東洋人初となる第1位受賞(1980年)等、国際コンクールを制覇。
その後、ヨーロッパツアーや日本での演奏活動を経て、1991年、ファーストアルバム「シチリアの月の下で」を発売、翌年には同アルバムで日本レコード大賞特別賞を受賞。
アコーディオンに新しい風を吹き込み、常にハイクオリティなサウンドを追究した数々の作品を発表、欧州各国でもCD発売やチャート1位獲得など、国内外で高い評価を得る。
1995~1997年、アイスランド出身の歌姫・ビョークのオファーにより60カ国以上のワールドツアー及びアルバムに参加、日本を代表するアーティストとして不動の地位を確立。
さらに、バンクーバーオリンピックでは男子フィギュアスケートの髙橋大輔選手が楽曲「eye」でプログラムに臨みメダルを獲得、ロンドンオリンピックでは体操の寺本明日香選手が「時の扉」使用等、世界の舞台で coba SOUND が躍動する。
また、日本アカデミー賞音楽賞優秀賞受賞(2001年/映画「顔」阪本順治監督)、世界で最も活躍するリード・アーティストに贈られる「voce d'oro ~金のリード賞~」受賞(2006年)、イタリア・カステルフィダルド市より世界で3人目となる名誉市民賞受賞(2017年)等、数々の名誉ある賞を受賞。
今日までプロデュースしてきた映画、舞台、テレビ、CM音楽は500作品を超え、その他演奏家やオーケストラへの委嘱作品を手がけるなど、作曲家としても多くの作品を提供。
2020年10月より全国47都道府県を独奏するコンサートツアー「coba solo tour 2020 The Accordion」を開始、2021年11月にはデビュー30周年を迎え、音楽シーンに影響を与え続けると共に、更なる活動が期待されている。



個性的な楽器「アコーディオン」は、作った人によってかなり音色が違う



アンミカ
今回、cobaさんが出演されるということでアコーディオンを調べてみたら、こんなに種類があるんだってことを知って。アコーディオンって、いっぱいありますよね。
coba
いろんな種類がありますね。
アンミカ
今日はその楽器の強みや魅力、種類などをお伺いしたいなと思います。ちなみにcobaのツアーパンフが、アコーディオンのカタログだったって聞いて(笑)。cobaさんは、アコーディオンのコレクターでもあるんですよね。
coba
いやいや、コレクターではないんですよ(笑)。ごく初期の頃は、スタジオミュージシャンといって、ドラマの音楽やCM、歌手の方のバックグラウンドミュージックとか、そういったものをレコーディングする仕事をしていたんです。
アンミカ
なるほど~。
coba
そうすると世界中の音が必要になってくるんですよね。アコーディオンって非常に個性的な楽器で、作った人によってかなり音色が違うんです。
アンミカ
へえ~!
coba
同じメーカーで同じモデルでも、1970年代に作られた楽器と現在作られている楽器とでは、もちろん作っている人も違うし、音に対する感覚も違ってるわけです。
アンミカ
作る人の個性というか、時代が求めてる音色によって変わるみたいな。
coba
そうそう。あとは、その時代のテクノロジーとか。使う木も、40年代の木と70年代の木、それに現在の木とでは全然音が違うんですよ。
アンミカ
1940年代のものもまだ使えるんですね。アコーディオンって、結構激しく動かして使うので、そんなに長持ちしないのかなって思ってました。
coba
鋭いですね(笑)。仰る通りで、アコーディオンの伸び縮みするところは「ジャバラ」と言いまして、素材が“紙”なんですよ。
アンミカ
ええ~! あれ、紙なんですね。皮とかを使っているのかと思ってた!
coba
内側が紙で、そこに補強して強度を出してるので、その部分に関しては30~40年くらいが限度ですね。なので、オーバーホールして、その部分は新しいものに交換していきます。
アンミカ
なるほど~。
coba
でも心臓部である「リード」やそれを取り巻く木の環境は、70年代のものは70年代の音が出るんです。
アンミカ
不思議~!
coba
そのように一台一台違うので、レコーディングに必要な音を出すためにドイツから取り寄せたりとか、ブラジルから取り寄せたりとか、そういうことの積み重ねで結構な量になってしまいました。


cobaさんは、11月3日(水)にデビュー30周年を記念して、これまでのキャリアをまとめたプレミアムベストアルバム『30th Anniversary Best』をリリースします。TVやCMでお馴染みの曲や未発表曲など、自らが選曲したCD3枚組全51テイクに加え、DVDにはこれまでのミュージックビデオや貴重なライブ、未発表映像などを特別編集されています。



ベストアルバムの選曲は、“苦しみの中での楽しみ”だった



アンミカ
豪華ですね~! ちなみに、Disc1が「革新の時代」、Disc2が「熱中の時代」、Disc3が「挑戦の時代」の並びになっているとのことですが、こちら選曲や曲順などを決める上で、何か心掛けたことやこだわりなどはあったんですか?
coba
30年を90年代、2000年代、2010年代ということで、10年ずつに分けて3枚選んだんですけど、おかげさまでテレビのテーマ曲や映画、CMとか、そういう作品が非常に多くて、どれを入れようかってものすごく悩みました。苦しみの中での楽しみというか(笑)。
アンミカ
どれもかわいい子ですからね。あと、CMの曲とかだと、その時代を象徴するような、みなさん心に残る曲が多いですよね。
coba
そうですね。
アンミカ
改めて、自身の30年のキャリアを振り返ってどうですか?
coba
“本当に挑戦してきたんだな~”って感じます。


ここで番組では、ベストアルバム『30th Anniversary Best』から『月とワルツ -featuring Yo Hitoto-』をオンエアしました。



アコーディオンを世界に広めたのは、船乗り



アンミカ
cobaさんと言えば、金髪にボーダーシャツにアコーディオンっていう姿がまず思い浮かびますが、普段からこのままなんですか?
coba
いやいや、普段はボーダーを着ることはなくなりましたね。
アンミカ
普段は何系なんですか?
coba
やっぱりセントジェームスっていうフランス製のボーダーのメーカーが好きなので、その無地を着たり。
アンミカ
どういうところが好きなんですか?
coba
丸首で、非常に着やすくて扱いやすいところですかね(笑)。あとは、僕が大好きな画家のピカソがよく着ていたってところも魅力の一つですね。
アンミカ
そうなんだ~!
coba
アコーディオンを弾くとき両肩にベルトをかけて、僕は特にアグレッシブな演奏をするので、とにかく汗をかくんですよね。やっぱり開襟シャツだと、下手するとボタンが飛んじゃうんです。
アンミカ
なるほど~!
coba
実は僕、セントジェームスの工場でもコンサートをやらせて頂いて。
アンミカ
へえ~!
coba
でも編み機は止められなくて、またその編み機の音が大きくて(笑)。そんなノイズのある中、演奏したのでがっかりして……。
アンミカ
ある意味、共演ですね(笑)。
coba
でもその後、実は工場隣のセントジェームス市の市民会館に本当のコンサートが用意されてたんです!
アンミカ
うわ~! それは粋な計らいですね。
coba
それで、「本番はこっちでやってね」って社長が言ってくれて。
アンミカ
ドキドキサプライズですね。
coba
“社長やるな~”みたいな(笑)。素敵な体験でした。
アンミカ
編み機の前での演奏もそうですけど、どちらも貴重な体験ですよね。
coba
はい。アコーディオンが出来てから190年以上経ちますが、その初期の頃、船乗りの間でアコーディオンが大流行して。その船乗りが、旅をしながら世界中に広めたんですよね。
アンミカ
そうなんですね。
coba
そんな船乗りに対するオマージュとして、自分もアコーディオンを運ぶという意味で、ずっとボーダーを着てるんです。
アンミカ
うんうん。
coba
そのことを彼らも知っていて、“長年ずっとボーダーを着てくれてありがとう”という感謝の気持ちもあったんだと思います。相思相愛ですね(笑)。
アンミカ
最高のエピソードですね!





MIKA'S CATCH UP



読書の秋を彩るノンフィクション本を紹介

これから始まる週末をより豊かに楽しむための情報をお届けするコーナー。今回は、読書の秋を彩るノンフィクション本を紹介しました。

■ノンフィクション本『ノーベル文学賞が消えた日』

みなさんは2018年にノーベル文学賞の発表が中止なり、大騒ぎになったニュースを覚えているでしょうか。文学賞の選考に大きな影響を持つ有力人物のセクハラやデートレイプが、女性記者のスクープで明らかになりました。今回、その事件の被害者を探し、取材した詳細や選考組織であるスウェーデンアカデミーの内紛について書かれた本が翻訳され、日本でも読めるようになりました。タイトルは、『ノーベル文学賞が消えた日 スウェーデンの#MeToo運動、女性たちの闘い』。読書の秋の一冊として、是非この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。

次回もMIKA'S CATCH UPでは、ファッションだけではなく、グルメ、小物、アプリやサービスなど週末をより充実させるための小ネタを紹介します。






毎週金曜日の夜は、週末をゆったりホッと一息するために、ぜひ、アンミカのVOLVO CROSSING LOUNGEを聴いてフィーカして下さい。次回もお楽しみに!







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