THE VOLVO
LIFE JOURNAL

「AHN MIKA’s VOLVO CROSSING LOUNGE」ゲスト:安藤桃子さん 2022/01/12

ウィークデーから週末へとクロスしていく金曜日の夜。FIKAを楽しむラウンジへようこそ

VOLVO CROSSING LOUNGE

アン ミカさんがナビゲーターを務めるラジオ番組「VOLVO CROSSING LOUNGE」(81.3FM J-WAVE)。毎週金曜夜11時30分~お届けするVOLVO CROSSING LOUNGEでは、素敵なゲストとの会話を通じて、より豊かなウィークエンドを過ごしていただくためのヒントを探していきます。リラックスした週末を迎えるみなさまのお役に立てると嬉しいです。ウィークデイから週末へとクロスしていくひと時を、ゆったりとFIKAしながらお楽しみ下さい。
この番組では、ゲストとFIKAをしながらお届けしていきますが、このFIKAとは、スウェーデンで大切にされている文化で、コーヒーやお茶、焼き菓子を囲んでホッと一息つきながら同僚、家族、友人たちとコミュニケーションを楽しむ習慣をいいます。
この記事では、番組でお届けした内容の一部をご紹介します。



安藤桃子さん

安藤桃子さん(11月19日OA分)

映画監督。1982年、東京都生まれ。高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を卒業。その後、ニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年『カケラ』で監督・脚本デビュー。2011年初の長編小説『0.5ミリ』を上梓、2014年監督・脚本し映画化。同作で第39回報知映画賞作品賞、第69回毎日映画コンクール脚本賞、第18回上海国際映画祭最優秀監督賞などその他多数の賞を受賞し、国内外で高い評価を得る。
『0.5ミリ』の撮影を機に2014年高知県へ移住。ミニシアター「キネマM」の代表や、表現集団「桃子塾」塾長、ラジオ番組「ひらけチャクラ!」(FM高知)のパーソナリティも務めるほか、子どもたちが笑顔の未来を描く異業種チーム「わっしょい!」では、農・食・教育・芸術などの体験を通し、全ての命に優しい活動にも愛を注いでいる。



映画のロケをきっかけに、3秒で移住を決めた高知県



アンミカ
今回、幼少期から現在に至るまでの桃子さんの波乱万丈な半生が、エッセイとして一冊の本になったということで、読ませていただきました!
安藤
ありがとうございます!
アンミカ
タイトルが『ぜんぶ 愛。』ということで、このタイトルがまた良いですね。
安藤
けっこう振り切ったタイトルを付けてしまったんですが、いろいろ考えてみたけど、半生振り返って、結局“まるっと愛だった”みたいな(笑)。
アンミカ
潔い!この一冊を読むと、向き合うことがとても多い人生だったんだなと思いました。普段生きていて感じることって、どう言葉にしていいか分からなかったりするけど、そんな感情がスッと入ってくるような本で、とにかく全部“愛”でした!
安藤
そんなに褒めていただいて、本当にうれしいです!
アンミカ
書籍化のきっかけは、高知県出身の編集者からのラブコールだったとか。
安藤
そうなんです。
アンミカ
ロケ地で訪れた高知県に移住することになった決め手は、何だったんですか?
安藤
決め手は、一言で「魂の故郷だ」って思ったんです。それを移住した後に、後追いで理解していくんですけど、本当に3秒くらいで“私の魂の故郷はここだな。ここに住もう”って決めたんです。言葉ではなかなかその時の感覚を表現しにくいんですけど、直感ですね。
アンミカ
すごい!本の中に「ときめきは止められない」って書いてありましたけど、高知での生活の様子が本当に生き生きと描かれています。そんな桃子さんが惚れ込んだ高知の魅力とは?
安藤
まず海、山、川、全部揃っていること。世の中、文明もいろいろ進化して発達して、でも経済がある種行き詰まっていて、これからの不安とか、ちょっと立ち止まるような時が訪れて、その時に“立ち還りたい”とか“もう一回戻りたいかも”みたいな感覚が出てきたと思うんです。
アンミカ
うんうん。
安藤
その時に高知は、なんだかそのまんま変わらずにあったというか。経済的には決してお金持ちの県とは言えないけど、これから先の未来の私たちが“ここだ!”って、必要としているものがそのまま残っちゃったみたいな、“気付いたらトップを走っているのか、どうする、高知県!”みたいな感じです。私は、「一周遅れのトップランナー」って言っています(笑)。
アンミカ
あははは!昔の良き日本からの教えというか、人と人の繋がりを感じますよね。
安藤
物質的にも社会が飽和状態になって、やっぱり心だなって思い始めている方も多いと思うんです。これは、どっちが良い悪いじゃなくて、やっぱりハートがあって物が生まれるっていうこの順番を、高知にいると当たり前のようにそれで回って巡ってるな~って感じます。


決して楽な人生ではなかった



アンミカ
エッセイの中では、名の知れたご両親を持つ環境の悩みであったり、決して楽な人生ではなかったとも書かれていますよね。
安藤
やっぱり特別視というか、良い事をしても“芸能人のお家だから特別なのよ”とか言われて、あまり高評価を得られないとか、逆にちょっと目立ったことをすると“やっぱり芸能人の娘だから育て方が良くない”とか悪く言われたりすることが多かったので、自分って何なんだろうって、アイデンティティーがわからないっていうのが続きました。
アンミカ
そうだったんですね。
安藤
この本はエッセイ集ですけど、映画だったら絶対的に主演は奥田瑛二でしたね(笑)。
アンミカ
あははは!先ほどアイデンティティーのお話がありましたが、それがロンドンに行くきっかけだったんですか?
安藤
けっこう若い時から親元を離れられるなら早く離れて、それで自分がどう評価されようがダメならダメで切り捨ててもらって構わないと思っていて。とにかく“私は一体何者なの!”っていうので、海外に行けば自分のことを誰も知らないし、正当な評価を受けてみたいって。
アンミカ
海外に行ったら行ったで、またアジア人としての苦労もありますよね。
安藤
すごくありました。日本で過ごす環境とは全然違って、信じるものも違えば、話す言葉も違うなど本当にいろんな人種の人がいて、でもそれが常識で。アイデンティティーを考える上で、国籍や性別、両親など、そういう変えられないことをもう一度改めて見直す機会にもなりました。
アンミカ
うんうん。
安藤
これは母の言葉なんですけど、「変えられないことっていくつかあると思うけど、それを自分が選んできたって言える人生にしなさい」ってよく言われていました。
アンミカ
素敵な言葉ですね。
安藤
その時は、それを誇りに思えたらいいんじゃないかなって思いながら、辛くてもなんとか過ごしてました(笑)。


安藤桃子が、映画監督を志すきっかけになったのは……



アンミカ
映画監督として目覚めるきっかけも、留学生時代にお父様の海外の映画祭に通訳として同行したことだったんですよね。
安藤
はい。ロンドンに住んでるときに父の通訳として付いて、それが父の初監督作品『少女』だったんですけど、世界中を行脚しました。その時に、映画を愛する人たちの集いっていうのを体感したんです。
アンミカ
へえ~!
安藤
もちろん映画って、観る側、作る側がありますが、その双方がコミュニケーションして、一つの輪になっていることに気付けたのが、その海外で映画祭に行った時でした。
アンミカ
素敵な経験ですね。
安藤
その時に、父に「映画監督になります」って宣言しました。
アンミカ
私、本を読ませていただいて、お父様と桃子さんの繋がりをすごく感じて、映画って、人をそこまで変化させるものなんだなって感動しました。
安藤
小さい時から父が俳優をしていましたが、私にとっては父でしかないので、映画の中の奥田瑛二を役として見ることが出来なかったんです。それが、繰り返し繰り返しその『少女』を見て、さらに映画祭でいろんな方の映画に対する想いを客観的に聞いて、パンっと扉が開く瞬間があったんです。あれは、一生忘れられない瞬間です。みなさん、ぜひ本を読んで下さい(笑)。
アンミカ
あははは!なかなかその瞬間を言葉にする難しいですよね。生きていて、目の前にある小さい物事を愛という点で結んで線にしていくことが発見できる本だと思います。





MIKA'S CATCH UP



こだわりのクリスマスグッズが揃う「クリスマスマルシェ」を紹介

これから始まる週末をより豊かに楽しむための情報をお届けするコーナー。今回は、こだわりのクリスマスグッズが揃う「クリスマスマルシェ」を紹介しました。

■北欧とクラフト作家のクリスマスマルシェ

現在、伊勢丹新宿店では、北欧とクラフト作家のクリスマスマルシェが展開中です。スウェーデン出身の世界的な陶芸家であり、デザイナーのリサ・ラーソンの作品や切り絵を用いたクリスマス仕様のモビール、ボタニカルキャンドルなど、クラフトマンシップ溢れる細部まで作り込まれているクリスマスグッズが販売されています。

■赤坂蚤の市 in ARK HILLS

続いて紹介するのは、赤坂アークヒルズのカラヤン広場で開催される「赤坂蚤の市 in ARK HILLS」。クリスマスを前にしたこの時期は、クリスマステーマに合わせた森との繋がりを感じられるアイテムや地球環境に配慮された品々など、ここでしか出会えない一品が店頭に並びます。

次回もMIKA'S CATCH UPでは、ファッションだけではなく、グルメ、小物、アプリやサービスなど週末をより充実させるための小ネタを紹介します。






毎週金曜日の夜は、週末をゆったりホッと一息するために、ぜひ、アンミカのVOLVO CROSSING LOUNGEを聴いてフィーカして下さい。次回もお楽しみに!







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