THE VOLVO
LIFE JOURNAL

ボルボで行く おいしい旅 神奈川 鎌倉 2020/12/04

古都の名所を巡り文豪も愛し、通った鎌倉の老舗中華へ
dancyu 2021年1月号タイアップ記事

足元の落ち葉が冬の訪れを伝える。12月中頃まで紅葉が見られると聞き、日帰りドライブにはちょうどいい距離の鎌倉へ、愛車のボルボXC90を走らせやってきた。



XC90と浄智寺

アクが強いデザインが多いSUVの中で、端正で知的な佇まいが特徴的なXC90。なかでも最上級仕様のインスクリプションは、要所で控え目に配置されたクロームメッキのパーツが、クラシカルな品格を醸し出す。浄智寺の入り口奥に見える鐘楼門は、1649年に鋳造された梵鐘が2階に吊るされている珍しい山門で、厳かな雰囲気が辺りを包む。



竹林と紅葉

1281年頃に創建された浄智寺は、鎌倉時代に最高の格付けをされた鎌倉五山の一つ。見上げるほどの大木に囲まれ、木洩れ陽が心地よい境内は、禅寺らしい閑寂さが漂う。苔むした石段を上ると、野山を背景に茅葺きの書院や曇華殿(どんげでん)などが佇み、侘び寂びの世界感が広がっていた。
(写真)竹林と紅葉のコントラストが楽しめるのも鎌倉の特徴。赤と黄色、緑の美しさが交錯する。



昼食までの時間を使って、車で15分ほどの竹の庭が有名な報国寺へ。鎌倉一帯は週末の人混みに加え、狭い道路ばかりだが、XC90は前方の見切りが良く、狭い道でも車幅を捉えやすい設計で、ひと回り小さい車を運転しているかのように快適な走りが叶う。報国寺では竹林に囲まれたお抹茶席で一服。真っすぐ伸びる竹と向き合い、凛とした心持ちで寺を出た。



華正樓 鎌倉店



“大人の鎌倉”を存分に楽しむため、昼食を予約したのは、鎌倉で70年以上の歴史を誇る「華正樓 鎌倉店」。横浜中華街に本店を構える老舗中華で、文豪・川端康成や昭和の名監督・小津安二郎など、文化人が贔屓にしたことでも知られる。旧華族の別荘だったという格調高い純日本建築は、1階の豪奢な待合室に、調度品が並ぶ廊下、庭園を一望できる個室まで、どこまでも雅びやかだ。

食事は“前菜盛り合せ”で多彩な味を楽しみ、上品な色合いの“季節野菜と海鮮の炒め”は、絶妙な塩加減と素材本来の味わいに箸が止まらない。スペシャリテの“蟹肉入りフカヒレの姿煮”は、提携の水産加工業者から仕入れる三陸気仙沼産の良質なヨシキリ鮫の乾燥尾ビレを、専門の職人が丁寧に戻した逸品。ねっとりとしたコラーゲン質とコリッとした金糸の食感は、舌にからみつく旨味の応酬だ。



料理写真

庭園の四季の風情が楽しめる2階の個室。手前は、特製前菜の盛り合せ(2~3人前5280円)。蒸し鶏や、きゅうりの甘酢漬け、クラゲ、焼豚、和栗の甘露煮、いちじく杏露酒漬けなど、多彩な季節のおいしいもので構成。ターンテーブル手前は、蟹肉入りフカヒレの姿煮(100g1万6500円)。水で5日ほど戻して臭みを取り、さらに鶏の白湯スープで時間をかけて煮込むことで、香りとコク、とろみを引き出す。奥の皿はホタテやイカ、エリンギ、スナップピース、セロリなど、それぞれの素材が持つ上質な旨味を感じられる、季節野菜と海鮮の炒め(2~3人前4062円)。料理はすべて税込価格。



余韻に浸りながら店を出ると、クラシカルな建物を背景に、愛車のSUVらしからぬ気品が自然となじんでいる。力強いディーゼルエンジン搭載とは思えない高い静粛性もまた、次回の古都巡りを待ち遠しくさせてくれるようだ。



車内の写真

ナチュラルなウッドパネルと仕立ての良いナッパレザーが、居心地のよさを感じせ、車中も部屋でくつろいでいるかのように過ごせる。








華正樓 鎌倉店



華正樓 鎌倉店緑豊かな庭園を見渡せる人気の個室。

神奈川県鎌倉市長谷3-1-14
電話:0467-22-0280
営業時間:11:00 〜 19:30(L.O.)
休業日:無休
アクセス:横浜横須賀道路「朝比奈IC」より約25分



緑豊かな庭園を見渡せる人気の個室。他にも湘南の海を一望できる個室もあり。






浄智寺



浄智寺

神奈川県鎌倉市山ノ内1402
電話:0467-22-3943
拝観時間:9:00 〜 16:30
休業日:無休
拝観料:大人200円、小人100円



写真は浄智寺の境内に1924年に建てられた、茅葺き屋根の書院。
本堂である曇華殿の隣に位置し、この角度が撮影スポットとしても人気。






文=藤井存希 撮影=鈴木拓也 デザイン=ナカミツデザイン
dancyu 2021年1月号より転載