THE VOLVO
LIFE JOURNAL

ボルボで行く おいしい旅 神奈川 小田原 2021/02/05

気鋭のシェフとソムリエが食と文化の地産地消で生み出す小田原の新潮流
dancyu 2021年3月号タイアップ記事

わが家にV90クロスカントリーを迎えてから、週末のドライブを心待ちにしているのは僕だけじゃない。いつもより少しだけ長くなる小田原までのドライブを提案した彼女も、以前より車高が高くなり視界が広がった新たな愛車にご満悦だ。



ボディカラー「サンダーグレーメタリック」は、シックなイメージでボルボならではの上質な大人らしさが漂う。



そんな僕らの冒険心をくすぐるV90クロスカントリーに導かれるように、早朝の石垣山一夜城を目指した。ここは、豊臣秀吉が小田原征伐の際、一夜のうちに城を建築したかのように見せかけ、敵の士気を失わせたという伝承から名がついた城址。先ほどまで降り続いた雨のせいか、高く積み上げられた石垣を深い朝霧が覆い、幻想的な雰囲気の世界にしばし息を呑む。


昼食までの時間を使い、高台に位置する小田原文化財団 江之浦測候所へ。まだ濡れた路面や滑りやすい坂道も、標準装備されたAWDシステムが安定した走りを叶えてくれる。現代美術作家の杉本博司氏が手がけた壮大なランドスケープでは、冬至や夏至の陽光の軌道を建築に取り込む手法など、景観や四季までもアートとして表現する独自の世界を体感。作品の一部として捉える海や空と自分の距離を“測る”という別次元の感覚に思わず引き込まれていた。



圧倒的な世界に刺激された後は、予約しておいた「メシモ」へ。大阪「ハジメ」出身の葛窪シェフと東京「ナリサワ」出身でソムリエの山本さんが手がける気鋭の店だ。豊かな食材が手に入る小田原の地を選んだ神奈川出身の二人は、線画家の吉田薫さんの壁面アートや吉田直嗣さんの器など、地域にゆかりのある人物の作品も取り入れ、食を楽しむ時間を文化としても発信。小田原の海の幸と野菜のサラダがテーブルに運ばれると、その鮮やかな彩りにグレイッシュな店内が一気に華やいだ。メインは同県産の相州牛のランプ肉。しっとりと柔らかい赤身肉は、牧草の香りを感じさせる澄んだ味わいで、その余韻は長く続く。



この日の前菜は、ヒラソウダガツオなど近海で揚がった鮮魚と、小田原産の野菜やハーブを合わせたサラダ。部分ごとにエシャロットとレモン、2種のドレッシングを使い分け。



この日のメインは、相州牛のロースト(6500円のランチコースより)。添えられている焦がしたクッキーと刻んだ乾燥黒オリーブの香ばしさをアクセントにしながら、牛のジュースを煮詰めたソースでいただく。ランチコースは3200円、6500円、1万円。ディナーコースは6500円、1万円。オリジナルドリンクの生姜と蜂蜜とエルダーフラワーシロップのソーダ(手前)、小田原産イチジクの発酵ジュース(奥)。ともに800円〜(季節によりフルーツは異なり、値段も変動)。お茶をベースにしたノンアルコールペアリング(4~5品)は1200円〜と気軽に楽しめる。



アートと食の新風に触れた一日。乗り心地も快適な愛車に買い換えたことで、二人の週末が、これまで以上にアクティブに息づいていくのを感じずにはいられない。



グレーを基調としたインテリアには、北欧家具のような木の温かみが感じられるウッドパネルやレザーのステッチなど、細かな部分にまで巧みなクラフトマンシップが息づく。








MECIMO メシモ



MECIMO

神奈川県小田原市栄町2-5-22 木戸ビル1F
電話:0465-20-3744
営業時間:11:30 ~ 13:30(L.O.) 18:00 ~ 20:00(L.O.)
休業日:月曜、不定休あり
アクセス:小田原厚木道路「小田原東IC」より約10分

店名はフランス語でmer(海)、ciel(空)、montagne(山)の頭文字から、小田原の景色を想像して名付けた。






冬至光遥拝隧道と光学硝子舞台 ©小田原文化財団



冬至光遥拝隧道と光学硝子舞台

神奈川県小田原市江之浦362-1
電話:0465-42-9170
休業日:火・水曜、年末年始 臨時休館日
入館料:3000円
※事前予約制/午前と午後の二部入替制

小田原文化財団 江之浦測候所/檜の懸造りの上に光学硝子が敷き詰められた「光学硝子舞台」は古代ローマの円形劇場遺跡を実測・再現。客席からは硝子の舞台が水面に浮いているように見える。



撮影協力:根府川ダイビングサービス 文=藤井存希 撮影=鈴木拓也 デザイン=ナカミツデザイン
dancyu 2021年3月号より転載