THE VOLVO
LIFE JOURNAL

北欧の大自然で鍛えられた走りが、頼もしい。 2021/11/17

VOLVO DRIVING MAP vol.01

XC60



ボルボで、写真映えする景色をみつけにロングドライブへ。



地図

北欧スウェーデンの人々は、新しい季節になると、家族や友人とクルマで大自然へ繰り出します。彼らが乗るのは、もちろんボルボ。頼もしい走りや優れた快適性、そして世界をリードする安全性が、ひときわ安心で快適なドライブを演出します。ボルボが厳選した、フォトジェニックなドライブエリアをご紹介します。愛用のカメラと一緒に、ボルボで出発しましょう。



運転する楽しさが、未知との出会いの楽しみを加速する。






木古内町[北海道]

幕末の軍艦と、色鮮やかなチューリップのコントラスト。



サラキ岬チューリップ花園



歴史上の人物たちを乗せた船

函館市から函館湾を望みながら気持ちよく国道228号を走ること約50分。津軽海峡を一望できる「サラキ岬」に到着します。この沖には、幕末から明治初期にかけて活躍した軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」が眠っています。

咸臨丸は、1857(安政4)年にオランダで建造され、日本に渡って幕府海軍創世記の主力艦として配備されました。1860(安政7)年には勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎など百余名を乗せ、日本の船として初めて太平洋を横断。しかし、その後は時代の波に翻弄され、函館から小樽に向かう途中に座礁し岬の沖に消えました。



5万球のチューリップが咲き誇る



サラキ岬チューリップ花園

岬には、細部まで忠実に再現された咸臨丸モニュメントが設置されています。その堂々とした威容に、幕末維新の歴史に思いを馳せつつシャッターを切ります。

また、咸臨丸がオランダで建造されたことから、近くに「サラキ岬チューリップ園」が整備されています。毎年4〜5月の「チューリップフェア」の時期には、約60種5万球のチューリップが咲き誇り、満開の花の上に浮かんだ咸臨丸を撮影することができます。この後は、1984年に引き上げられた咸臨丸の錨を見学に、「木古内町郷土資料館(いかりん館)」へ向かうことにしましょう。



木古内町観光協会
TEL. 01392-6-7357






小鹿野町[埼玉県]

山に囲まれた秩父で、太古の海の地層を訪ねる。



1,550万年前の巨大な地層



ようばけ(歌碑)

海なし県である埼玉県の中でも、山々に囲まれている秩父盆地。ところが、1,700万~1,500万年前には「古秩父湾」という海が広がっていました。この時代を記憶する6ヶ所の崖と9件の海に住んでいた哺乳類の化石が、2016年に国の天然記念物に指定されています。秩父市から国道299号を30分ほど西へ走ると小鹿野町(おがのまち)。千束峠を越えると、右手に大きな崖「ようばけ」が見えてきます。太陽の当たる崖を意味し、1,550万年前に古秩父湾の海底に堆積した地層です。あまりの巨大さに最初は遠近感が掴めませんが、写真に収めます。この地層からは貝やカニ、クジラ類の化石が見つかっています。



2つの海が出会う場所

近くには「おがの化石館」があり、町内から見つかった化石が多く展示されています。また、学生時代の宮沢賢治が地質見学旅行で秩父を訪れた際に詠んだ、短歌の歌碑が建てられています。国道をさらに進むと、宮沢賢治一行が宿泊した旅館を改装した「小鹿野町観光交流館」があり、ご当地グルメの「わらじかつ」を味わえます。



犬木の不整合(全体)



さらに西へ進むと「犬木の不整合」。1,700万年前の哺乳類の時代と、1億年前の恐竜が生きていた中生代白亜紀、2つの海の地層が接している場所です。秩父で、太古の海をめぐるドライブ。地質時代のロマンにひたるひとときでした。



埼玉県立自然の博物館
小鹿野町社会教育課
TEL. 0494-75-0063