THE VOLVO
LIFE JOURNAL

My STYLE with VOLVO Vol.6 Derek Ichiro Makishima/長野 2021/01/13

フォトグラファーDerek Ichiro MakishimaさんがVOLVO V90で長野をドライブ
presented by Response



日本の原風景が今も残る信州木曽路と松本への旅へ




フィジカルディスタンスを取りながらの生活スタイルにも慣れてきた昨今、新しい日常の中で、「愛車でのドライブ」に愉しさのみならず、安心感という魅力を改めて見出した人もいることだろう。ホリデーシーズンが到来し、旅を求める気持ちがよりいっそう高まる今、ドライブ旅行を計画している人も多いのではないだろうか。


季節が冬へと一気に加速し始めた12月の初旬。日本を拠点にフォトグラファーとして活躍するデレク・マキシマさんをお誘いして、少し遠出のVOLVO旅に出かけた。





Derek Ichiro Makishima

東京を拠点に活動する日系アメリカ人フォトグラファー。オリジナルのライティングセンスで光を自在に操る写真は、独特な世界観が広がる。自動車写真を専門とし、高級カメラメーカー ハッセルブラッドジャパンのアンバサダーの経験を持つ。現在ではハリウッドの照明およびシネマカメラ会社Arriのアンバサダーを務めるなど、今注目のフォトグラファー。
https://www.studiomakishima.com/



旅のパートナーとなるのはV90 B6 AWD Inscription



カリフォルニア州サクラメント出身で青春時代をアメリカで過ごしただけに、「長距離ドライブは問題なし!」と話すマキシマさん。そこで、歴史的な場所が好きという彼とともに、中山道にある木曽の奈良井宿、そして南アルプスを臨む古民家宿を目指して長野県に向かった。


自動車メディアでも多く撮影を行うデレク・マキシマさん。仕事の関係で、自ら被写体となる車を運転し、ロケ現場まで移動することも少なくない。数々の名車を乗りこなしてきた彼が、旅のパートナーに選んだのはVOLVO V90 B6 AWD Inscriptionだ。





「これまでも、VOLVOのあらゆるモデルを試乗してきましたが、一番のお気に入りはエステートワゴン。何しろ運びたい機材がすべて問題なく入りますから、フォトグラファーとしてこういう車は理想的なんです」


マキシマさんの作品の特徴は、美しいライティング。日常的な風景すらシネマティックな一瞬として切り取っていく。そこで必要となってくるのが、思い通りの世界観を実現するために組み合わせるいくつものライトだ。「今日は最低限の荷物です」と笑いつつ、ずっしりと重そうないくつかのバッグをラゲッジスペースに積み込んでいく。もちろん、V90が相棒なら「入るかどうか」を心配する必要なし。出発の準備がスムーズに完了し、一路長野へと向かう。





車に乗り込んだマキシマさんが真っ先に言及したのが、VOLVOの審美性について。
「デザインが好きです。VOLVOはシンプルであることの優雅さを本当に理解しているので、そのデザインは時代を超越しているよう。シンプルというよりクリーン。クラシカルなルック、インテリアのエレガントさにも惹かれます。やり過ぎないちょうど良さに洗練を感じますね。スカンジナビアンデザインの特徴が遺憾なく発揮されています。北欧のデザインには、日本の美と共通するものがあると感じています。ナチュラルなラインやしつらえ。これ見よがしでない上品さが乗っていても心地良い。車自体が持つニュートラルなイメージにも好感が持て、乗る人のセンスの良さをも窺わせますよね」


VOLVOには強い縁を感じているとも話す。
「車雑誌で撮影の仕事をするようになって、初めて雑誌の表紙に使われたのがVOLVOの写真です。それに、長く愛用しているスウェーデンのカメラブランドでアンバサダーも務めているハッセルブラッド社は、本国のTVCMにVOLVOを起用しているんです。縁を感じますね」





スポーティだけどアグレッシブすぎない V90 B6 AWD Inscriptionの走り



VOLVOの話に花を咲かせつつ、快晴の空のもと中央自動車道をひた走る。
「運転していてリラックスできるのもいいですよね。ドライブ中に気にかかってしまうような心配ごとを、忘れることができるんです」


その安心感は、VOLVOが実現した安全性能によるものに他ならない。すべてにおいて「人」を最優先に考えるボルボの思想が、比類なき信頼を生んでいる。V90は、世界最高水準の安全・運転支援機能「インテリセーフ」を標準装備。レーダーやカメラを使って、歩行者や他車両、自転車や大型動物との衝突を回避したり、衝突被害を軽減したりするための警告およびブレーキ作動を行うCity Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)、主に高速道路上で他の車両との車間距離や速度を調整する全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、軽く手を添えているだけで車線を走り続けられるようハンドル操作を補助しドライバーの疲労を軽減するパイロット・アシスト(車線維持支援機能)を採用。


さらに、対向車の動向を検知する対向車対応機能、ドライバーのステアリング操作をチェックし異常な走行状況を感知し警告するステアリング・サポート(衝突回避支援機能)など、安全かつ快適な走行のための先進的なセーフティ・テクノロジーが搭載されているのだ。





2時間半ほどのドライブで、伊那から中央アルプスを超え木曽へ出た。奈良井ダムを通過し、VOLVOが生まれた北欧を思わせる森林の絶景に息をのみつつ、周辺の曲がりくねった山道を行く。


「パワーも十分。走りはスポーティだけどアグレッシブすぎない。ストレスなく快適に走れます」48V ハイブリッド搭載したV90のAWDモデルは、まるで一番落ち着けるリビングルームのようだ。


さらにドライブをより自分らしい時間にしてくれるApple CarPlay/Android Autoも採用。友だちと連絡を取ったり、目的地への最短距離を探したり、お気に入りの音楽を聴いたりと、楽しさへの可能性は無限に広がる。大画面タッチスクリーン、ステアリングホイール上のスイッチだけでなく、Siriを使った音声操作も可能だ。





イマジネーションをくすぐる日本ならではの美に溶け込むVOLVO



快適な走りに心を浮き立たせていると、奈良井宿まであっという間だ。ここはかつて木曽路で一番の賑わいを見せた宿場町。中山道六十九次の中で、江戸側から数えても、京都側から数えても34番目というちょうど真ん中にある。


木曽11宿の中では最も標高が高い場所に位置しており、難所・鳥居峠を控えた江戸からの旅人たちが体を休めたため、千軒の宿場があると謳われるほど栄えていたという。その風情を今に残すエリアは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。


「妻籠宿に行ったことはありましたが、ここは始めて。一度来てみたかった場所です。木曽にはずっと魅了されてきました。やはり素晴らしいですね」


中心街に立ち並ぶのはかつての屋号を今も掲げる旧宿屋。今は店舗として新たな役割を担い、昔とはまた違ったホスピタリティをもって、現代の旅人を迎えてくれる。土地の農産物や伝統工芸の木曽漆器、乾物を売る店が軒を連ね、落ちついた風情の中にも賑わいを添えているのだ。





平日の午前中というせいもあり、美しい町並みを独り占め。時が止まったような奇跡的な景観に「まるで時間を遡ったよう。この風景が今も残っているなんて驚きです」としばし言葉を失うマキシマさん。フォトジェニックな奈良井宿のメインストリートで愛用のハッセルブラッドを構え、「格子の生み出す陰影が美しい」とシャッターを押す手が止まらない。


町並みを保存するため、厳しいルールが定められたこの宿場町には、奈良井宿建築様式の建物が多く現存する。二階が少しせり出した出梁(だしばり)造りや、特徴的な大戸やくぐり戸、年月を経て飴色になった格子、漆喰のうだつ、細部に施された意匠など、彼のイマジネーションをくすぐる日本ならではの美がいくらでも見つかるようだ。





散策の合間に、「宿場カフェいずみや」でひと休み。店内に広がる香ばしい薫りが、とても豊かな気持ちにさせてくれる。30年前までオーナーの家族が実際に住んでいた宿場を改修。1年前にカフェをオープンさせたという。年季の入った古道具が飾られた趣のある店内で、かつて体を休めた旅人たちに思いを馳せる。





「徒歩で旅をしていたのだから驚きですね。お殿様は籠に乗ることができたとはいえ、それも長距離なら決して楽ではなかったはず。宿場町の存在はさぞ有り難かったことでしょう」


松本の焙煎所に指定しているオリジナルの豆を使って、マスターが丁寧にハンドドリップしてくれた一杯をゆっくりいただく。信州の果物をふんだんに使った季節のパフェや自家製スイーツ、地元特産フルーツのジュースも魅力的だ。


歴史的な街を静かに歩き、ゆっくりと土地の味をいただく。こんなゆったりとした旅に出るのは久しぶりだという。





「休みはあまり取らないので、個人ではほとんど旅をしません。時間があれば、街に出てポートレート撮影をしたり、好きな映画を何度も観て照明の研究をしたり。仕事中毒というわけではないけれど、カメラが大好きなので、オンとオフの境界線は曖昧ですね。もしVOLVOオーナーになったら、カメラ機材のすべて積んで田舎に出かけ、職人や農家や漁師など出会った人々の暮らしがわかるポートレートを撮ってみたい。とにかく働く人が好きなのです」





今宵のお宿は、殿様気分を味わう総檜造りの松本藩藩主本陣



木曽の大橋を見物して奈良井宿を後にしたら、本日の宿がある松本へと向かう。
1時間半ほどのドライブで到着した「Satoyama villa 本陣」は、江戸時代に整備された身分の高い者たちのための宿である本陣の典型的な様式を今に残す貴重な建物。かつて、松本藩藩主が江戸へと参勤交代を行う際に、休憩を取ったという本陣をリノベーションした宿だ。





オリジナルは明治41年の大火によって消失したが、大正元年に復元。築112年の歴史を誇る。文化的価値を継承しつつ母屋と離れを改修し、客室4室、ダイニング&ラウンジを擁する施設に。母屋のラウンジには、幾重にも組み合わされた梁が天窓まで続く様子を見られる高さ13mの吹き抜けがあり、そのダイナミックな造りに思わず感嘆の声が漏れる。
「こんな家に住んでみたい。これこそ夢ですね」



Photo by Derek Makishima



建築とともにマキシマさんを魅了したのは、囲炉裏が生み出す煙。天窓や大きな掃き出し窓から入る午後の光が、煙を纏い柔らかく幻想的な陰影を作り出す。「綺麗ですね」と時間を忘れてシャッターを切り続ける。この囲炉裏では、ゲストを迎える際に振る舞うきのこ鍋が調理されている。





お殿様が実際に休息を取ったという奥座敷、家来たちと会議をしたと言い伝えられる部屋、吹き抜けに渡り廊下が架けられた部屋など客室にはそれぞれ物語も。離れの一室は昭和初期に建てられた総檜造り。ステンドグラスが大正ロマンを感じさせる。


伝統建築を堪能した後は、待望のディナータイム。総料理長が地元農家との交流の中で見つけた厳選素材を中心としたフレンチだ。ここはオーガニック野菜で有名な地域。素晴らしい食材を多くの人に楽しんでもらいたいという願いも込められた日替わりメニューを味わう。この日は、地元野菜や信州サーモン、風味豊かな脂が口の中でとろける信州プレミアム牛を使ったコース。





「この地域の最上の食材で作られた料理をいただけるなんて、まさにお殿様にでもなった気分です」とマキシマさんも大満足。お殿様をイメージした朝食も、事前予約によりいただける。



レガシーを継承する重要さを強く感じさせてくれた、長野へのVOLVO旅。



夕暮れ時、裏庭に出てみると、冬の澄んだ空気の中で南アルプスの山々が神々しく佇む姿が見える。松本市から車で40分ほど。ドライブでしか来ることのできないリモートな里山は、忙しい毎日を送るマキシマさんにとって、ほっとできる場所となったようだ。
「夏になったらまた違う表情を見にぜひ戻って来たい。近くにあるという川で釣りにも挑戦してみたいです」





レガシーを次世代へと継承することの意味を強く感じさせてくれた、長野へのVOLVO旅。
「伝統と歴史あるものが、時代に応じて変化していくのはとても難しい。人々の心に残るイメージというものが革新への足かせとなることも少なくないから。でも、VOLVOもハッセルブラッドも、その難題を乗り越えて今も愛され続けている。ヘリテージをデザインに残したままバランスよく現代性も取り入れていくからこそ、人々の印象に残るインダストリアルデザインになる。それは凄いことだと思う。長野で出会った歴史的な宿場町や建造物にも同じ精神性を感じます。レガシーを守る素晴らしさを改めて発見できた旅でした」







TEXT:JUN MAKIGUCHI PHOTO:TAKEO KOBAYASHI Hair&Make:SAHO HASEGAWA
LOCATION:Satoyama villa 本陣/宿場カフェ いずみや/奈良井宿観光協会
※この取材は出演者、スタッフの健康と安全に配慮し実施しました。