MACHIDA RUI × VOLVO C40 2022/10/21
NEW CHALLENGE with VOLVO vol.5 町田瑠唯

2030年までに発売する全てのクルマをEV化する。フル自動化戦略を表明し、スウェーデン発のブランドとして常に挑戦をし続けるボルボ。今回、ボルボの電気自動車C40のハンドルを握るのは、日本のバスケットボール界を牽引する町田瑠唯。五輪での活躍後、アメリカに渡りプレーした彼女はC40を運転し何を思うのか。

町田瑠唯
1993年生まれ。北海道出身。札幌山の手高校を卒業後Wリーグの富士通レッドウェーブに入団。2021年の東京五輪ではチームの中心として準優勝を経験。また、先日までアメリカWNBAのワシントンミスティックスでプレーし、結果を残した。
運転はリフレッシュの時間。町田選手が語るC40の魅力とは

―聞くところによると普段からクルマに乗ることがお好きだとか。
- 町田
- 好きですね。実は私、趣味という趣味がないんですよ(笑)。だから時間がある時には音楽を聴きながらクルマを運転してリフレッシュすることが多いんです。唯一の趣味が運転なのかもしれません。
―アメリカでも運転されていたんですよね?
- 町田
- していました。でも日本とは交通のルールが少し異なるので運転が難しかったですが、買い物に行ったり、何かを見にいく時には自分で運転をして出掛けていました。アメリカの道を運転するのもすごく楽しかったですね。
―ちなみに好きなクルマの種類はありますか。
- 町田
- 大きなクルマが好きですね。今自分で乗っているのもSUVですし、今日乗らせていただいたC40も自分好みだと思いました。
―今日は実際にC40を運転していただきましたが、いかがでしたか。電気自動車は初体験ですよね?
- 町田
- はい。自分が使っているガソリン車とは全然違うと思いました。運転する感覚も違いましたね。少しの運転でしたけど、すごく興味が湧いてきて、欲しくなりました。
―具体的にはどの辺りに違いを感じられましたか。
- 町田
- 基本的に全てが新しい。すごくいいクルマだと思いました。自分の力を使わずともクルマが動く感覚というか。そこがガソリン車との一番の違いですね。本当にスーッと進んでいく。ワンペダルドライブも新しいと思います。慣れてしまったら他のクルマには戻れないほど運転が楽ですね。あとは本当に静かです。
―C40にはGoogleアシスタントや多くの機能が搭載されていますが、町田さん的にイチオシの機能は?
- 町田
- やっぱりGoogleアシスタントでしょうか。「OK, Google」と声を掛ければ色々調べてくれますし、ナビの操作も声だけでできる。普通のクルマだったらナビを入力する時には止まらないとダメですからね。普段からスマホでやっていることと同じで、すごく便利な機能だなって。あとは運転しながら「〇〇について教えて」と聞くだけですごく詳しいところまで教えてくれる。車外で気になったものをすぐに訊くことができて、友達とのドライブがより楽しくなりそうです。
―乗り味もガソリン車と違いましたか?
- 町田
- 違いましたね。スピードの上がり方も違いますし。とはいえ今日はすごく安全運転でそこまでスピードは出せなかったんですけど……(笑)。でも運転をしていてとても楽しいクルマだなと思いました。次に乗ることがあれば、もう少しスピードを出してみたいです。
―あらためて、町田選手にとって運転する時間はどんな時間ですか。
- 町田
- リフレッシュですね。行き先も決めず運転することもありますし、それが私のリフレッシュの時間。これは私だけかもしれないですけど、クルマの中だといろんな話ができるなと思っていて。真剣な話だったり、たわいもない話だったり、クルマに乗ると時間を忘れてたくさん話せるんです。だから、後輩や友人を連れてドライブに行くことも多い。そういう空間が作れるのが好きです。

WNBAを経験し感じたバスケットに対する気持ちの強さ
―現在、日本のバスケットボール界を牽引する町田さんですが、バスケットボールを始めたきっかけはなんだったのでしょうか。
- 町田
- 小学二年生の時に友達やバスケットボールの顧問の先生から誘われて始めました。
―町田選手のキャリアを紐解くと、ずっとエリートだと思うんです。高校での三冠を皮切りにプロでは新人王、そして東京五輪での銀メダルにWNBAへの挑戦。そんな町田選手は挫折を感じたことがあるのか、すごく気になります。
- 町田
- よく訊かれるんですけど、挫折と思ったことがないというか。悩んだりすることはあるけど、結局は前向きになってやっていたりするんですよね。
―強いですね。そういうマインドだからこそ今の成功があるのかもしれないですね。ミスを引きずることもあまりないですか。
- 町田
- 反省はすごくしますけど、次にどうしたらいいかという切り替えは早いタイプなのかもしれません。もちろん試合に負けたら悔しいし、自分のポジションは司令塔的な役割なので負けに対する責任も大きい。でも長く悩んでいても仕方がないので、引きずることはあまりないです。
―東京五輪では司令塔として戦われました。日本バスケットボールのレベルアップを肌で感じた大会だったと思います。銀メダルを獲得されましたが、いかがでしたか。
- 町田
- 直前でエースの選手が怪我をしたり、スタメンで試合に出ていた選手が怪我をしたりと、チームとしては決してベストの状態ではありませんでした。そんな中で私が司令塔としてスタメンになり、新たな日本のバスケットを五輪では表現できたのかなと思います。短期間で今までとは異なる日本のバスケットのカラーをチームで形成し、結果に繋がったことがとても嬉しかったですね。
一試合個人アシスト新記録となる18アシストも素晴らしい結果です。
- 町田
- この記録に関しては、チームのみんなに感謝しかありません。アシストはパスの受け手が得点を決めないとつかない記録ですから。
―そこから日本人四人目となるWNBAにも挑戦されました。バスケットボール大国アメリカで感じたことは何かありますか?
- 町田
- フィジカルもそうですし、スキルやシュート力ももちろん日本とはレベルが違いました。でも一番感じたのは選手一人ひとりの気持ちの強さ。気迫が日本の選手とは全く違います。相手チームを煽ったりもしますし、選手全員がエンターテイナーのよう。日本の選手って少し消極的な面も持っているんですけど、アメリカの選手は全員が積極的で、「私にボールを頂戴!」とみんながボールを欲しがるんです。その気持ちの強さというものを肌で感じました。
―選手全員がハングリー精神のようなものを持っている。
- 町田
- バスケットに対する意識が違いますね。本当にプロの世界というか。練習の時から感情を表に出してやっている選手ばかりですし。ひとつひとつの練習や試合に真剣に向き合っているんだなと、アメリカに行って最初に感じたのはそこですね。
―来季もWNBAに挑戦したいと考えていますか。
- 町田
- そうですね。挑戦し続けたいとは考えています。

―2024年にはパリ五輪も控えていますがそこに向けて考えていることはありますか。
- 町田
- 正直、東京五輪が終わったあとは、代表活動を継続していくか悩んでいたんですけど、WNBAを経験し、やっぱり目指したいという気持ちが芽生えてきました。日本の持ち味であるスピードや運動量、プレーの細やかさなどを徹底していけば金メダルは遠くないと思っているので。しっかりと自分達のバスケットをやっていきたいと思います。
―ボルボは2030年までに全車種をEV化するという大きな挑戦を表明し、会社としても変化していこうとしています。町田選手自身、今後変化していきたいことなどはありますか。
- 町田
- 自分のプレースタイルを変化させていくタイミングなのかなと思っています。WNBAを経験し、アシストだけではトップには行けないことを痛感しましたし、成功するためには得点も重要だということがわかった。ですので、アシスト型の選手から得点もアシストもできる、何をやらせても怖い選手になれたらいいなと思います。
―最後に2030年までの展望も教えてください。
- 町田
- 2030年まで現役なのかはわからないですけど、どうせ続けるなら成長して、進化し続けたいなと。身体と相談しながら一年一年しっかりとプレーしていきます。
PHOTOGRAPHY: YAMADA MASASHI TEXT: SASATANI SHUNSUKE
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